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芸能界屈指のゴルフ好きが自身のゴルフ愛についてぶっちゃける! ラジバンダリ西井さん(芸人・松竹芸能)

“紳士のスポーツ”として名高いゴルフ。始めるにあたってのハードルも高そうだし、慣れてきたらスコアも気にしちゃうし……と、ついついしり込みしちゃいそうですが、そんなことは気にせず楽しんじゃえばいい!という芸能界屈指のゴルフ好きタレントにお話を伺ってきました。

コースデビューはいきなり北海道!

「これからゴルフを始めようとしている人に言うとしたら、絶対やったほうがええですよ!」――お笑い芸人界でも屈指のゴルフ好きとして知られるラジバンダリ西井さんはこう語ってくれた。

東京に上京した15年ほど前から始めたというゴルフ。学生時代から剣道に打ち込んではいたが、ゴルフは全くの未経験。その中でラジバンダリ西井さんがゴルフを始めた理由はある先輩芸人のアドバイスからだったという。

「芸人にとって先輩とのお付き合いって大事なこと。だから当時の芸人は麻雀か酒か、ゴルフのどれかはかならず嗜んでいたんです。僕お酒はめちゃめちゃ飲むんですが、麻雀は打てなくて。そうしたらアメリカザリガニの柳原さんから『ゴルフやったらええやん』というお話を受けて始めることにしたんです」

ゴルフ=紳士のスポーツと言う認識は当時のラジバンダリ西井さんにもあった。ましてやその頃は上京したてのいわゆる若手芸人というポジションで、お金もない。それだけにクラブを揃えるのも一苦労かと思われたが、幸運な助け舟がやってきた。

「クラブ買わないとな~って思っている時期に、名古屋の知り合いの方がクラブを新調するから自分が使っていたゴルフセットを一式あげると言ってくださったんです。これはラッキー!ということでいただいて。その後『コースも連れて行ってくれるかな~』なんて期待していましたけど……未だにコースにはお誘いないですね(笑)」

愛用のクラブセットともに。自慢は大好きNIKEのドライバーだが…「カバーはある事情でPUMAなんですよ(笑)」

「これからゴルフを始めようとしている人に言うとしたら、絶対やったほうがええですよ!」――お笑い芸人界でも屈指のゴルフ好きとして知られるラジバンダリ西井さんはこう語ってくれた。

東京に上京した15年ほど前から始めたというゴルフ。学生時代から剣道に打ち込んではいたが、ゴルフは全くの未経験。その中でラジバンダリ西井さんがゴルフを始めた理由はある先輩芸人のアドバイスからだったという。

「芸人にとって先輩とのお付き合いって大事なこと。だから当時の芸人は麻雀か酒か、ゴルフのどれかはかならず嗜んでいたんです。僕お酒はめちゃめちゃ飲むんですが、麻雀は打てなくて。そうしたらアメリカザリガニの柳原さんから『ゴルフやったらええやん』というお話を受けて始めることにしたんです」

ゴルフ=紳士のスポーツと言う認識は当時のラジバンダリ西井さんにもあった。ましてやその頃は上京したてのいわゆる若手芸人というポジションで、お金もない。それだけにクラブを揃えるのも一苦労かと思われたが、幸運な助け舟がやってきた。

「クラブ買わないとな~って思っている時期に、名古屋の知り合いの方がクラブを新調するから自分が使っていたゴルフセットを一式あげると言ってくださったんです。これはラッキー!ということでいただいて。その後『コースも連れて行ってくれるかな~』なんて期待していましたけど……未だにコースにはお誘いないですね(笑)」

「たぶんね、この時に『辛かった~』という感想しか出なかったら終わっていました。でも楽しかったんですよ! ゴルフ場の景色も良かったし、コースでキツネも見られて、それでコース内ってめちゃめちゃ歩くから運動量もすごいし、ケータイの歩数計アプリを見てビックリ! こんな健康的なスポーツないやん!って。あとキャディさんも若くてノリのいい方で、僕のことを知っていてくれたんですよ。そうしたら『スライスしたり?』って僕のネタで返してくれて。そうしたら僕もノッて『OBしたり、ラジバンダリ!!』って毎回やってましたよ(笑)。キャディさん仕事にならない!って笑ってて。『いやいや仕事してや!わからんのだから教えてよ』って話ですけどね」

ラウンド中に新ギャグを発見!?

コースデビューから間もなく、ゴルフにハマっていったというラジバンダリ西井さん。コロナ禍の現在では、コースに行く頻度は月1回程度と減ってしまったが、以前までは月3回は当たり前というくらい、ほぼ毎週のようにコースへ繰り出していた。

「一緒に行くのは芸人仲間やテレビ業界のお知り合いが多いですね。テレビ業界の方からお誘いいただくことが多いので、わざわざええコースを予約していただけますけど、芸人同士だとおカネがないので……早朝からプレー出来て、プレーフィーの安いところばっかりに行きます(笑)」

仮に都内で芸人としての仕事があっても、朝6時ごろからスタートする早朝ゴルフなら仕事にも支障がなく、ラジバンダリ西井さん曰く、「最高の朝活」なんだとか。プレー時間がそれだけ朝早いと当然、前日夜も早く寝て準備することになるが……

「それがね、遠足前の子供みたいにワクワクして寝られないんですよ。結局寝ないでゴルフに行くこともあって、昼の仕事に支障をきたさないかなって思うくらい(笑)。ゴルフハイみたいな感じで1日ハイなテンションでいたりしますよ」

芸人同士が集まると、面白いことを探すのがお約束。ラジバンダリ西井さんの周りの芸人によるゴルフあるあるについて伺うと、「カートでカッコつける」という回答が返ってきた。

「みんなテンション高いから、カート乗る時とかにふざけたり、カッコつけたりするんですよ。ある芸人はかっこつけすぎて、運転でカート道から外れてカートごと落っこちてしまったことがあって危うくカート丸ごと弁償になるところだったという事件もありますよ。あとはますだおかだの岡田兄さん(岡田圭右さん)と一緒に行ったときですが、岡田兄さんがグリーンでパーを出すと「パー出た、ウワォ!」とかやってくれたり(笑)。キャディさんもみんな喜ぶ、全力のパーが見られたりしますよ」

ちなみに某お笑い番組で披露したラジバンダリ西井さんのボイスチェンジャーネタが生まれたのもゴルフ場だった。

「ある時、お昼以降にラウンドを回っていたので、18ホール目は日が沈んでだいぶ暗くなっていたんですよ。それで岡田兄さんに『みんなでカラーボール買って、プレーしませんか?』って提案したら、岡田兄さんは『いらんいらん! 目を凝らしてみたらええんや』というので結局買わずじまいで。これなんかに使いたいと思ったので、ボイスチェンジャーで話すネタのトーク内容でこの話をしたんです(笑)。後輩たちには大ウケでしたけど、岡田兄さんからは『そういうのはやめとけ!』ってツッコまれました(笑)」

お話を聞いているだけでも楽しい光景が浮かんでくるお笑い芸人同士のゴルフ。先輩後輩関係なくワイワイと楽しめるタテヨコのつながりができるのもゴルフの魅力だとラジバンダリ西井さんは力説する。

「岡田兄さんと1日中一緒にいるのなんて、ゴルフのときだけですよ(笑)。同じ事務所の先輩後輩はもちろんですが、他事務所の芸人さんとも仲良くなることもありますし、スポーツ選手とも交流が生まれた。多分、皆さんもそうだと思いますけど、ゴルフやっているとお友達が増えるんですよ。世代も関係なく付き合える友達ができるのもゴルフの魅力ですよね」

僕にとってのゴルフは『大人の遠足』

ワイワイと楽しくプレーする芸人同士のゴルフ。移動手段はもちろんクルマだが、各々のクルマで向かうのではなく、1台にプレーするメンバー全員であいのりしていくのがラジバンダリ西井さん流の移動スタイル。愛車のプリウスではゴルフバッグを含めて3人までが限度だが、それでもあいのりスタイルで出かけるという

「言うなれば車内が修学旅行のバスみたいになるんですよ。途中のサービスエリアとかでメシ食べたりしますけど、誰がおごるおごらないでじゃんけんしたり、ゴルフ場でおみやげ物色したり(笑)。ホント、大人の遠足ですよ」

この、「大人の遠足」というフレーズこそが、ラジバンダリ西井さんのエンジョイゴルフ論を一言で表しているといってもいい。スコアなんか気にしない、気の置けない仲間と大好きなゴルフをトコトン楽しむ――昨年、新型コロナウイルスに感染したときもラジバンダリ西井さんの脳裏に浮かんだのはゴルフのことだった。

「感染したときはICUとかにも入って療養していましたけど、『元気になったらやりたいことってなんだろう?』って考えたら、ゴルフでしたからね。もう一回みんなで楽しく回りたいと、そんな時でも思うくらいですからね。僕にとってはゴルフっていつまでもワクワクできる大人の遠足なんですよ」

そうインタビューに答えるラジバンダリ西井さんの表情はまるで少年のような笑顔だった。

■取材/文・福嶌弘 ■写真・Shusei

※Youtubeにて、ラジバンダリ西井さんの取材の様子をダイジェストで公開中!!
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ラジバンダリ西井
1975年6月27日、大阪府出身。「~たり、~たり、ラジバンダリ」のギャグで一躍人気に。ダブルタッチ解散後はピン芸人としてモノマネ芸で「とんねるずのみなさんのおかげでした 細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」、「しゃべくり007」などに出演。