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黄金世代の隠れた実力派!小祝さくらのクラブセッティングをチェック!

女子ゴルフ黄金世代の有名選手のひとりである小祝さくら。おっとりとした性格でふんわりキャラとも称され、黄金世代の癒し系とも称される彼女ですが、この世代の新人王に輝くなど、その実力は確か。そんな彼女を支えるクラブセッティングを調べてみました。

天然キャラに隠された、タフなプレースタイルに注目!

今の女子ゴルフ界を牽引している黄金世代。渋野日向子や原英莉花など、名だたるゴルファーが軒を連ねるという豪華な世代ですが、このハイレベルな世代の中で新人王に輝いたのが、今回紹介する小祝さくらです。

小祝さくらと言えば、クローズアップされるのがそのキャラクター。バラエティ番組への出演時のトークスキルが高い渋野日向子や河本結らと比べるとかなり地味に映りますが、小祝さくらの場合は優勝したことより、好きなアイドルのライブチケットが当たったことの方が嬉しいと語るなど、その天然キャラな言動が話題に。黄金世代屈指の癒し系ゴルファーとして根強いファンがいます。

そんな彼女のプレースタイルが「タフ」の一言。デビュー以来、LPGAツアーには休まず参戦し、新型コロナウイルスの影響でスケジュールが大幅に変更された今年も11月15日時点で12試合に出場。その中で優勝1回、2位2回という好成績を残し、予選落ちはたったの1度だけという安定感を誇ります。

そんな彼女の強さの源となっているクラブセッティングをチェックしていきましょう。

セッティングのテーマは「しなり」と「癖のなさ」

小祝さくらが契約しているクラブメーカーはダンロップ。ゼクシオとスリクソンの2大ブランドでおなじみですが、彼女が愛用しているクラブはスリクソンのものが中心。「攻めのアイアン」と称されるほど飛距離を出すことができるなど、プロゴルファーでも愛用されるケースが目立ちます。

その中でも今回は、記憶に新しいゴルフ5レディスの最終日のクラブセッティングをチェックしてみました。

○ドライバー
スリクソン Z785 ドライバー(9.5度)
ツアーAD TP(硬さS、長さ45インチ)

スリクソンのクラブと言えば、アベレージゴルファーには持て余してしまうため、上級者向きとされてきました。裏を返せば、プロゴルファークラスの実力がないと使いこなせないということですが、このスリクソンZ785ドライバーは初心者でも使いこなせると評判のクラブです。

「ドライバーを、ゼロから作り直せ。」という理念から、ヘッドの形状を1からすべて見直すことから始めたこのドライバー。ヘッドの面積が大きく、やや面長なフェース形状により、ライ角が実際よりもフラットに感じられるため、癖のないキレイな弾道をイメージしやすくなります。そのためスリクソンのドライバーにしては易しいと評判で人気のドライバーとなっています。

このドライバーに小祝さくらが組み合わせたシャフトはツアーAD TP。しなり具合を重視したシャフトで振り遅れを軽減し、先端高剛性を加えたことでボールにしっかりとミートするようになっています。このことから、ミスショットを以下に減らすことができるかを念頭に置いている様子が伺えます。

○FW&UT
スリクソン ZX フェアウェイウッド(3番13.5度、5番18度)
スリクソン Z H85 ハイブリッド(3番19度、4番22度)

「飛び抜けた武器がない替わりに、穴がない」というのが小祝さくらのプレースタイル。中盤を担うFW&UTもまた、そうした彼女のプレースタイルを現しているかのようでした。

スリクソン ZX フェアウェイウッドはヘッドのシャロー化による低重心化とフェースが薄くなったことで高い弾道で大きな飛びを可能にしたモデル。弾道はドライバーにも似ていて気持ちよく振り抜けることでも人気を博しています。

この他、スリクソン Z H85 ハイブリッドはニュートラルで癖のないモデル。基本的にはしなり具合と癖のない弾道を打つことが小祝さくらのセッティングから感じられます。

○アイアン
スリクソン Z585 アイアン(5番~PW)

スリクソンの代名詞とも言えるアイアン。数多くのプロゴルファーでも使用していることでも知られていますが、小祝さくらが選んだアイアンはソールの形状が特徴的なZ585。三角ソールとも呼ばれる出っ張りがあることでボールを打ったときの心地いい抜け感が生まれ、気持ちよく振りぬけるようになっています。

そしてこのアイアンは1番手からでもかなりの飛距離が出るなど、「攻めのアイアン」を地で行くもの。他にもミスのカバー範囲が広いため、仮にミスショットしてしまった場合でもカバーできるだけの操作性があるのでビギナーでも使いやすくなっています。

○ウェッジ
RTX-3 ウェッジ (ブレードタイプ)(50度、58度)

ウェッジで人気のメーカーと言えばクリーブランド。現在のウェッジの主流となっているティアドロップ型の草分け的存在であることから長年プロゴルファーに愛されてきましたが、そうした伝統をしっかりと踏襲しているのがこのRTX-3ウェッジ。発売当時から「GET CLOSER to the Hole(もっと寄せろの意)」というキャッチコピーが付けられていたようにウェッジ本来のポテンシャルを生かしたモデルとなっています。

このウェッジの特徴と言えるのが、形状がプレーンバックとキャビティタイプの2つを用意していること。どちらかというとキャビティタイプの方がビギナー向けとされていますが、小祝さくらの場合はプレーンバックを採用しています。

○パター
テーラーメイド スパイダーX

現在のプロゴルファーのパターで断トツ人気と言えるのがテーラーメイドのスパイダーX。もともとミスヒットを減らすように安定した転がりが人気の秘訣となっていましたが、決定的に違うのがそのサイズ。

初代のスパイダーがソール部の重さが75gだったのに対し、スパイダーXはたったの15g。反対に初代スパイダーは245gだったフレームは315gに大幅アップ。これによりコンパクトながら、大きな慣性を生むため、ミスショットが減るようになりました。

ちなみにスパイダーXはネック形状がベンドネックとスラントネックの2種類が用意されていますが、プロゴルファー界のトレンドは圧倒的にスラントネック。小祝さくらもその流れに乗り、スラントネックタイプを選択しています。

慣性モーメントをフルに生かすのであれば、スラントネックは不向きに思えますが、ミスヒットに対するカバー力はそのままでブレード型と同じ感覚で打てるというのがメリット。そのためとても使いやすいということがあるようです。

プロ仕様のモデルを自分好みにアレンジ!

いかがでしたか? 小祝さくらのクラブセッティングを見てみるとアベレージゴルファーには使い方が難しいとされるプロ仕様のクラブを自分好みにアレンジしてセッティングしているのが伺えます。自分の特性を生かすように様々なセッティングを施す、実直な彼女の性格が出ているように思えます。

アレンジ方法によってはビギナーでも使いやすくなるので、これからクラブを新調する方はぜひ参考にしてみてください!

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