プレー前に覚えておきたい!ゴルファーたちの名言集5選
「メンタルのスポーツ」と評されるゴルフ。スキルやテクニックももちろん必要ですが、それ以上に精神的に強くなければ勝てないと言われています。歴代の名ゴルファーたちもそうした厳しいツアーを勝ち抜くために自らを鼓舞して臨み、輝かしい栄光を掴んできました。そうした名ゴルファーたちが残した名言をまとめてみました。
プレー中だけでなく、日常にも生きる名ゴルファーたちの金言とは
ゴルフをプレーする際、技術は大切ですが、それ以上に考え方や思考、そしてメンタルはもっと大切とされています。誰もが知っている名ゴルファーだってもちろん私たちと同じ人間。それだけにツアー中、どうやってメンタルを保っているのか気になりませんか?
そこで、歴代の名ゴルファーたちが残した名言をピックアップして解説。ゴルフのプレー中はもちろんですが、日常生活に当てはめてみても胸に響くようなゴルファーたちの言葉を集めてみました。
名言その1
ごまかさないことを褒めるのは、強盗をしないことを褒めるのと同じ(byボビー・ジョーンズ)
まずは「球聖」の異名で知られるボビー・ジョーンズ。自らペナルティを申告して敗れた1925年の全米オープンのエピソードをはじめ、自制心溢れるプレースタイルが今もなお語り継がれていますが、そのときにジョーンズが語ったというのがこの言葉。
全米オープンのラウンド中、ジョーンズは「アドレスの際、ラフにあったボールが動いた」と自ら申告しましたが、それを見ていたものは皆無。それだけに同伴していたプレーヤーはペナルティの必要はないとしましたが、ジョーンズはこれに反発。最終的に全米オープンでは敗れてしまいましたが、このプレースタイルがジョーンズを球聖と呼ばれる所以となり、むしろ勝者以上の賛辞を得たのは言うまでもありません。
名言その2
ちょっとした見栄が、ゲームを台無しにする(byアーノルド・パーマー )
アーノルド・パーマーと言えばアメリカ最大のスターゴルファーのひとりで、ファンを大いに魅了させました。グリーンを離れるとプレイボーイで名を馳せ、攻撃的なゴルフで一切刻まなかったというパーマーですが、ゴルフとなると当時の悪条件をすべて受け入れて果敢にも全英オープンに挑むなど、意外なまでに貪欲にプレーしていましたが、そんなパーマーが残したのが上記の言葉でした。
多くのギャラリーが見ているからと言って、カッコつけたスタンドプレーをすると一気にゲームが崩れ、最終的に勝利が遠のいてしまうということを指していますが、これは私たちのような一般人にも当てはまる言葉。コンペの際、見栄を張らずにプレーするとスコアが普段よりも伸びるかもしれませんよ。
名言その3
過ぎた失敗は忘れ、目の前のショットに専念する(byジャック・ニクラス)
そんなパーマーのライバルとも言えるのが、「帝王」ジャック・ニクラス。プロ転向4年でキャリア・グランドスラムを達成し、歴代1位となるメジャー18勝を挙げるなど、ゴルファーとして欲しいタイトルはすべて獲得したと思われるニクラスですが、その原動力としてかつて「過ぎた失敗は忘れ、目の前のショットに専念し次のチャンスに賭ける」とコメントしました。
ニクラスほどのゴルファーが失敗することはそうそうないと思われますが、コンディション不良等で思い通りのショット打てないと誰もがイライラしてしまいますが、ニクラスはそこでじっと耐え、目の前のショットに専念。そこで失敗をリカバーして次のチャンスへと繋げていました。
確かに過ぎたことをいつまでも悔やんでいては先につながりません。今できることを全力で行い、次の機会を待つ――これはゴルフに限らず、日常生活の様々なシーンでも思い出したいですね。
名言その4
諦めないでやることしか、道は開けない(byタイガー・ウッズ)
2019年のマスターズ・トーナメントで華麗な復活劇を遂げたタイガー・ウッズ。そんなウッズがマスターズ優勝後の会見で話したのがこの言葉。その裏には彼のゴルファー人生が凝縮されていました。
トリプル・グランドスラムを達成した翌2009年に不倫スキャンダルが発覚して無期限のツアー欠場、その後復帰するも故障に見舞われ思うようなゴルフができず2017年には運転マナー違反で逮捕されるなどどん底にいたウッズですが、決してゴルフをあきらめることなく地道にプレーし続け、ついに14年ぶりのマスターズ優勝を果たしました。
「あきらめない」と言うのは簡単ですが、実際にはとても難しいこと。しかしこれを成し遂げることで大きな成果を得られるというのもまた必然。ゴルフはもちろん、ビジネスシーンでも同じシチュエーションで思い浮かべたい言葉と言えるでしょう。
名言その5
取り戻すことはできないけれど、鍛えることはできる(by尾崎将司)
最後に紹介するのは「ジャンボ」の愛称で知られる尾崎将司。2013年には当時66歳でレギュラーツアー史上初となるエージシュートを達成しましたが、そのときに尾崎が口にしたのがこの言葉でした。
この時の尾崎と言えば、年齢からくる衰えはもちろん、長年の酷使により体はもう満身創痍。それでもプレーし続けたのは勝利への執念があったからこそ。肉体は全盛期のようには戻らなくとも自らを鍛えることで結果を残すという尾崎の思いがこの言葉には込められています。
思うようなプレーができないと「俺ももう終わりかな…」と寂しくなることもありますが、決してしょんぼりせずに常にベストスコアを狙うという強い欲こそがゴルフを上達させるコツなのかもしれません。
名ゴルファーたちの言葉を胸に、いざグリーンへ!
いかがでしたか? 古今東西の名ゴルファーたちの言葉を集めてみました。時代は変わっても、ゴルファーたちにとってはいずれもプレー前に覚えておきたい言葉ばかり。これらの名言をもとにラウンドを周ると、もしかしたらスコアアップが期待できるかもしれませんよ!?