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スコアアップにつながる!? 7’GOLF的ワンポイント講座~Vol.2ドライバー編~

ゴルフのスキルアップに欠かせないのはやっぱりトレーニング。せっかくゴルフをするのであればうまくなりたいという方も多いことでしょう。でも、具体的にどんなトレーニングをしたらいいのかさっぱり……そんな方に向けて、上達へのワンポイントヒントをお送りします!

ゴルフの華「ドライバーショット」をマスターするには?

ドライバーショットと言えば、ゴルファーなら誰もが大好きな一打と言っても過言ではないでしょう。ゴルフクラブの中で最も飛距離が出るうえ、あの打感とキーンという心地いい打球音は一度聴いたら病みつきになること間違いなし。それゆえにドライバーはゴルフの華とも言えます。

ただ、ドライバーの打ち方はアイアンなどと比べると少々難しく、初心者ならば空振りすることもしばしば。多少ゴルフの心得がある方でもスライスしたり、トップしたりというのはよくあることですが、中でも厄介なのが打った瞬間、ボールが真上に上がってしまうショットこと通称「テンプラ」。飛距離が全くでないのはもちろん、一度やってしまうと癖になってしまうというものです。

では、テンプラを打たないためにはどうしたらいいのか……?今回も原宿ゴルフアカデミーで数多くのレッスン生に指導しているティーチングプロの赤石隆さんにお話を伺ってきました。

今回も教えてくださったのはティーチングプロの赤石隆さん。的確な指導でビギナーはもちろん、上級者でもさらに一段上のステージに導いてくれますよ

ドライバー最大の敵「テンプラ」に打ち勝つには

「一概にテンプラといっても、なんでテンプラになるのかがわかっていない人が結構いるんです」と、赤石さん。空振りを防ぐ、ダフリたくないという理由からボールの上っ面だけを叩くドライバーショットがテンプラの原因。結果的にポップフライのような打球になってしまいます。

テンプラになってしまう際のドライバーの位置を表すとこんな感じ。確かにクラブの上部分でボールの上っ面をこするように打っていることがわかります

ならばどうしたらよいのか……赤石さん流の解決法はズバリ「思い切りアッパースイングするつもりでスイングしたらいい」というものでした。

「テンプラって、ボールの上部分だけを叩いちゃうからポップフライのように上がっちゃうんですよね。ならば極端な話、アッパースイングでドライバーを打てばいいんです。そうすることで少なくともテンプラになることはない。ちゃんとボールにフェースが当たるようになりますからね」

テンプラを防ぐのに効果的なアッパースイング。もちろんこれは極端な例ですが、ボールの上っ面を叩きがちというときこそ、こうした意識が効果を発揮します
アッパースイングにするのが難しい時は、スイング前から身体を傾けておくのもひとつの手です

「あと10ヤード伸ばしたい」願いを叶える秘訣は……?

ドライバーショットを打つ以上、狙いたいのは1ヤードでも遠くに飛ばすこと。少しでも遠くに飛ばしたいという想いに応えるテクニックとして、赤石さんが挙げてくれたのは「敢えてクローズドにしてみる」ことでした。

「ボールを遠くに飛ばすには何よりスイングスピードを上げることが肝心ですが、すぐに上げるのはさすがに難しいですよね。ならばボールを左に置いて、ややクローズドに構えることでスイングスピードは上がります。ポイントは肩と腰のラインはスクエアのままで、スタンスだけをクローズにすること。これだけで、スイングを楽に右に向けられるのでアッパーになります」

スライスしてしまう人には不向きに映るクローズドですが、スイングスピードを上げるには効果てきめん!

すごくシンプルなテクニックですが、実はこれは実際にプロゴルファーも実践しているのだとか。ただし、あまりにクローズドに構えすぎてしまうと今度はスライスする危険性があるので、意識としてはほんの少しでOK。何事もやりすぎないことがポイントです。

■取材協力:
原宿ゴルフアカデミー

住所:
東京都渋谷区神宮前3-42-6 三光産業ビルB1F
電話番号:
03-5414-5444
営業時間:
10:00~22:00
URL:
http://www.harajukugolf.jp/

■取材・文/福嶌弘