Powered by カーセブン

スコアアップにつながる!? 7’GOLF的ワンポイント講座~Vol.1ビギナー編~

ゴルフのスキルアップに欠かせないのはやっぱりトレーニング。せっかくゴルフをするのであればうまくなりたいという方も多いことでしょう。でも、具体的にどんなトレーニングをしたらいいのかさっぱり……そんな方に向けて、上達へのワンポイントヒントをお送りします!

悩めるビギナーを救うべく、実力派ティーチングプロが登場!

どんなスポーツにも当てはまることですが、上達するにはトレーニングは欠かせない要素のひとつ。特にゴルフはレッスンを受ける前と後とではそのスイングが大きく変わることでしょう。ただ、レッスンを受けるのにはお金も時間もかかるもの。そこで、7’GOLFでは上達のためのワンポイントヒントをあなたにお届けします。

取材先となったのは4月に現在地に移転した原宿ゴルフアカデミー。より広くなったことでレッスンを受けやすくなったと好評です

舞台となったのは原宿ゴルフアカデミー……勘のいい7’GOLFユーザーなら、既にピンと来たかもしれません。実はこの原宿ゴルフアカデミーは「運○○痴女子、山吹香織」シリーズで山吹香織さんが実際にレッスンを受けている練習場。山吹さんのスキルアップをサポートしてきてくれたティーチングプロの方が在籍しているので、参考になるのは間違いありませんよ!

お話を伺ったのは原宿ゴルフアカデミーの赤石隆さん。身振り手振りのわかりやすい指導で、レッスン生からも絶大な信頼を得ています

記念すべき第1回目のテーマは『ビギナーゴルファー』。ゴルフを始めたばかりのビギナーが起こしやすい5大ミスを赤石さんに解説してもらいましょう。

ビギナーに起こりがちな5大ミスの原因はすべて同じ!?

まずはビギナーが起こしやすいミスについて。ボール手前の地面を叩いてしまうダフリ、ボールの上っ面を打ってしまって転がってしまうトップ、ボールが右に曲がってしまうスライス、反対に左へと曲がってしまうフック、ネックにボールを当てて右へ飛び出してしまうシャンクなど、経験あるという方も多いのではないでしょうか?

赤石さんにこれら5つのミスショットについて伺ってみたところ、「全部、1つのことが原因」なんだとか。

「ダフリやトップといったミスは、クラブのどこにボールを当てるかというので違いますが、もともとはスイング中にクラブがほどける(=腕が下がってフォームが崩れる)のが原因なんです。なので正しいフォームを意識するだけで劇的に変わりますよ」

「クラブがほどけた」状態でのスイング。腕が伸びきっているため修正ができず、ミスショットの原因に

赤石さんの言う正しいフォームとはズバリ「クラブを振ろうとしすぎないスイング」……といわれても、少しわかりづらい面がありますが、赤石さんによるとビギナーは空振りを恐れるあまり、得てしてクラブのヘッドを下げて打ちがちなんだとか。そうなると腕が下がってフォームが崩れてしまい、結果的にダフリやトップといったミスショットを生むことになります。

大切なのはバックスイングの際、右ひじ(左利きの場合は左ひじ)を曲がったままにして一定の角度で回転させること。腕が伸びきってしまうと高さが調整できなくなるので、ひじを曲げたまま回転させてボールへのインパクトにつなげていくことが重要になります。

右ひじを曲げた状態でのスイング。打点がバッチリと決まることで、ボールをしっかりとインパクトできます
タテ写真で見ると、肘を曲げている様子がより鮮明に

とはいえビギナーの場合、スイング時にひじを曲げてスイングするというのはわかっていてもなかなかできないもの。ならば「最初からインパクトの形を作っておくと、そのまま振るだけになるのでミスショットが減ります」とのこと。素振り前に試してみるとミスショットが劇的に減りますよ!

スライスする原因の9割は最初の構え方に問題が。アドレスの際、写真のようにクローズドに構えてしまうとスライスしてしまいます

自宅での練習は素振りNG!?

しっかりとしたレッスンを受けて、それを忘れないようにと反復練習をするのが上達のためには大切なこと。そのため自宅でも一生懸命に練習をしたり、打ちっぱなしの練習場に行ってフォームを固めようと心がける熱心なビギナーゴルファーの方もいますが…赤石さんによると「絶対にやめたほうがいい」というまさかの回答が。

「フォームの基礎が固まっていない時に自宅で素振りをしたり、打ちっぱなしの練習場で打ったりすると悪い癖がついてしまうことがあるんです。そうなるとせっかく一生懸命に練習しても何の意味もなくなってしまう。なので原宿ゴルフアカデミーに通っているレッスン生には練習場NGにしていますよ」

自宅での練習でもそれは同じ。「素振りを始め、何かしら物を使うと動作が増えてしまう。動作は増えれば増えるほど間違えやすくなるため、あえてシンプルにすることが大切なんです」

赤石さんによると、自宅でできるビギナー向けの練習で最も効果的なのは全身が映る鏡の前でのボディドリル……つまり腰を回す練習。具体的には右腰(右利きの人)から動かして骨盤から背骨を動かす意識で腰を回していくだけでOK。1日10回、所要時間たった1分でできちゃう超お手軽練習法です。

ボディドリルをこなすことで、美しいスイングが身に付きます!

「練習というと、何かを持ちたくなりますが、物を持っての練習は持ち上げたくなってしまうので、フォームが固まっていない時期は軸が乱れてしまうこともあるんです。なのでハンガーなどを持つ必要は一切ありません。日常生活から体を回転させることはあまりないので、毎日意識して腰を動かしていくことが肝心。これを21日間(約3週間・細胞のサイクルの周期)でだいぶ変わるはずですよ」

■取材協力:
原宿ゴルフアカデミー

住所:
東京都渋谷区神宮前3-42-6 三光産業ビルB1F
電話番号:
03-5414-5444
営業時間:
10:00~22:00
URL:
http://www.harajukugolf.jp/

■取材・文/福嶌弘