2020.04.14

ツヨカワのベースはここにアリ!?　原英莉花のクラブセッティングをチェック！

女子ゴルフ黄金世代の有名選手のひとりである原英莉花。女優顔負けの美貌で人気も高いゴルファーですが、彼女の強くてカワイイ＝ツヨカワなプレースタイルも注目の的。あの飛距離を生み出しているクラブセッティングをチェックしてみました。

可愛いだけじゃない!?　原英莉花の魅力とは？

今の女子ゴルフ界を牽引していると言っても過言ではないのが黄金世代の選手たち。その中でもデビュー当初から注目を集めていたゴルファーと言えば原英莉花ではないでしょうか？　女優顔負けのルックスに173センチという長身でモデル並みのプロポーション。その美貌に多くのファンが取り異なりましたが、それ以上に話題になったのが彼女のプレースタイルです。

というのも原英莉花の2019年のドライビングディスタンスはなんと女子全体でも4位に入る253ヤード。黄金世代のゴルファーである渋野日向子よりも5メートルほど上回り、世代トップの飛ばし屋として名を馳せています。

原英莉花のプレースタイルのルーツはなんといっても師匠のジャンボ尾崎。練習時から原英莉花の飛距離を飛ばすショットに注目したジャンボ尾崎は「飛距離を限界まで伸ばせ」とトレーニングもドライバーの飛距離を伸ばすことを中心したメニューに。これが功を奏して現在の原英莉花のプレースタイルが生まれました。

“飛ばし屋”原英莉花のクラブセッティングとは？

原英莉花のクラブ契約は日本のスポーツメーカーの最大手であるミズノ。野球やサッカーなどほかのスポーツでもプロ選手が使用しているように信頼度が高いメーカーで、ゴルファーでも愛用者が数多くいます。その中でも原英莉花が自身の初優勝を飾った2019年のリゾートトラストレディス最終日のクラブセッティングを見てみましょう。

○ドライバー

ミズノプロモデル-E ドライバー(8.5度)

TENSEI CK プロオレンジ(硬さX、長さ46.50インチ)

原英莉花のあの飛距離を生んでいるドライバーはミズノ自慢のプロモデル。日本人ゴルファーが使うことを念頭に置いて作られたモデルで、重心距離を短めにセット。さらに同社の人気クラブだった300Sにも使用していたβチタンをフェース部分に採用して高い反発性能を実現しました。

そしてシャフトは2019年の海外メジャーで最も多くのプレーヤーが使用していたというTENSEIの中の人気モデル「TENSEI CK プロオレンジ」。ヘッドスピードを上げてしっかり叩きたい人にピッタリなシャフトなので圧倒的なスイングスピードを誇る原英莉花には最適とも言えます。

○FW＆UT

ミズノプロフェアウェイウッド ST190(3番14度)※日本未発売

M2 フェアウェイウッド(5番18度)

GX ユーティリティ(3番19度)

中盤のカギを握るFW＆UTですが、なんとミズノプロのフェアウェイウッドST190は日本では未発売。それだけにベールに包まれているところがありますが、スイートスポットがフェース下部まで広くなっているので、ミスヒットがあっても対応可能という点がアベレージゴルファーにとっては嬉しいポイント。発売された暁にはぜひチェックしてみてください。

○アイアン

ミズノプロ 918 アイアン(4番～PW)

○ウェッジ

マスダゴルフジャンボウェッジ(51度、59度)

飛ばし屋でおなじみの原英莉花ですが、実は2019年のパーオン率は女子ゴルファー全体で10位。ここも黄金世代ではトップとなる数値を叩き出しています。高いパーオン率を叩き出している原英莉花の相棒、ミズノプロ918アイアンですが、このメーカーのアイアンの中では比較的弾きがいいため、よく飛ぶという特徴があります。

そしてウェッジのマスダゴルフジャンボウェッジは原英莉花の師匠であるジャンボ尾崎のゴルフクラブを25年も作ってきたという超一流クラブデザイナーの増田雄二が立ち上げた「マスダゴルフ」という会社のウェッジ。

もちろんジャンボ尾崎のこだわりがふんだんに盛り込まれたもので、プロが使用するウェッジとしては大ぶりで、強いグースネックが特徴的ですが、これが往年のジャンボ尾崎の強さの秘訣となったあのバックスピンの効いたアプローチの源。師匠同様にこのウェッジを使う原英莉花がオールドファンからも支持される所以がここにあると言えるでしょう。

○パター

オデッセイ EXOパター ROSSIE

ペ・ソンウを相手に死闘となったリゾートトラストレディスのプレーオフで、優勝を決定づけるバーディパットを生み出したのがこのパター。打感はややソフトですが、純回転が強く芝目にも負けないため、強気なストロークを実現します。