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これでパーチャンスは逃さない!? パターで押さえたいポイント集

ゴルフにおいてスコアの4割を占めると言われているのがパター。それほど重要なショットにもかかわらず、打ち方に正解がないと言われるほどにフォームやクラブの持ち方は多種多様。それだけについつい迷ってしまいがちですが……基礎中の基礎を固めない事にはせっかくのバーディ、パーチャンスも台無しに。そこでスコアに直結するパターの打ち方をお教えします!

パターに大事な2つのポイントとは?

ゴルフにおいて「最後の仕上げ」ともいうべき一打がパター。スコア全体の4割を占めると言われるように、重要なショットとなっています。

それだけに打ち方には正しいフォームがあるように思われましたが……実はパターの打ち方に「これ」という正解はありません。あくまでゴルファーのそれぞれの感覚で打っているというケースが大半になります。

パターに置いて大切なのは「距離感」と「方向性」。つまりボールとホールでどれくらいの距離が離れているのか、そしてどれくらいの角度が付いているのか。真っすぐに打つべきなのか、それともちょっと左に曲げるべきか……という具合に悩んだ経験のあるゴルファーも多いことでしょう。

そんなゴルファーの悩みに応えるべく、今回はパターの基本とも言えるフォームや基礎スキルなどを徹底レクチャー。思った通りのところにゴルフボールを操れるようになること必至ですよ。

要のグリップは3種類あり!?

さて、パターを握る際、グリップと呼ばれる握り方がありますが……他のクラブとは異なり、パターには基本となる握り方がなんと3種類もあるのです! それではそれぞれの握り方を紹介します。

○逆オーバーラップ

もっともポピュラーなグリップのひとつ。通常のクラブ同様に構えますが、その際、左手の人差し指を右手小指側の上にセットします。
※右打ちのゴルファーの場合

こうすることによって左の手首が固定されるため、パッティングする際は右手首の動きを最小限に制限できます。振り抜く必要がないパターならではの安定したスイングに繋がりやすいというメリットがあります。

○クロスハンド

「クロス」という言葉通り、右手と左手を通常とは逆の位置(左が下、右が上)で握ります。こうすることによって右腕の動きがより制限されるため、ストロークが安定するというメリットがあります。
※右打ちのゴルファーの場合

ちなみにプロゴルファーでもこのパターンで打つケースがまま見られます。

○クロークリップ

最後はちょっと変化球。左手こそ通常と同じように握りますが、右手は正面に向けて親指とその他の指でクラブを包み込むように握るのがクロー(かぎ爪)クリップです。

特殊な握り方ゆえになれるまでに時間がかかるというデメリットがありますが、繊細なタッチが可能で、まっすぐなストロークを打ちやすいという利点があります。ちなみに最近では女子プロゴルファーを中心に流行の兆しを見せていて、クロー用のグリップも登場したほどです。

「とにかくまっすぐ」がアドレスの極意

グリップをマスターしたならば、次はアドレス。基本的にはカップに対してまっすぐ構えることがマストですが、ゴルフ場の形態からしてライン上にまっすぐ構えるというのはちょっと難しいというケースがあるかもしれません。

そういう時はカップとボールの間に目印を見つけること。ちょっとした芝のキズや色の違う芝など、些細なもので構わないのでそれを目印にしてそこから直線を引くようにして、ラインに沿うよう足をスクエアに構えていくのがコツです。

また、これは特に大切なことですが、ゴルフボールは必ず自分の目線の真下、もしくは外側にセットするようにしましょう。目線よりも内側に置いてしまうと、ボールをのぞき込むような形になってスイングすることになるので、どうしても距離感やボールの軌道が把握できず、ミスが増えてしまいます。

バックスイングとフォロースルーの振り幅を同じに

最後に覚えたいのはスイングイメージ。アマチュアゴルファーのミスで多いのがインパクト時にスイングを弱めてしまうというケース。これだとボールの転がりが安定せず、ミスショットに繋がります。

ストロークの考え方のベースとして持っておきたいのはバックスイングとフォロースルーの振り幅を同じにすること。振り上げと振り下ろしの幅を同じにすることで打ち方の強弱が付けられるようになるのが利点です。

ではパターを実際に打つとき、どういうイメージで臨めばいいのか……ズバリ、ほうきで掃くようにするといいでしょう。

ほうきで掃くとき、ホコリが舞わないように押し出すような動きをすると思いますが、このイメージがパッティングでも重要なポイントに。特にロングパットなどで距離感を大事にするときはフォローも大きくなるのでオススメです。

また、方向性をはっきりさせたいという方には、パターでボールを「カツン!」と音の鳴るまで転がすようにすると左右の方向性がはっきりと出るので苦手意識がなくなるでしょう。

それぞれの方法を練習時に試してみて、自分のしっくり合う方で練習するとパターは格段に向上します。ぜひチャレンジしてみてください!