スコアアップにつながる!? 7’GOLF的ワンポイント講座~Vol.5グリップ編~
ゴルフのスキルアップに欠かせないのはやっぱりトレーニング。せっかくゴルフをするのであればうまくなりたいという方も多いことでしょう。でも、具体的にどんなトレーニングをしたらいいのかさっぱり……そんな方に向けて、上達へのワンポイントヒントをお送りします!
一度覚えれば生涯役立つグリップを覚えよう!
ゴルフに置いて基礎中の基礎とも言えるのがグリップ。一見すれば、ただクラブを握るだけなので誰でも簡単にできているように見えますが……このグリップが汚いとスイングはいつまでたっても上達しませんし、最初に悪い癖をつけてしまうとその後の矯正にも大きく響きます。
「グリップがキレイな方はプロでも長く活躍している、反対に変則的な選手はやっぱりどこかに無理が生じるためか、活躍してる期間が短くなると思います」というのは、今回も取材に協力いただいた赤石さん。プロでもグリップひとつ、ほんの些細なことで結果が出づらくなります。
そう聞くと大変そうに感じるグリップですが、実は慣れてしまえば簡単なこと。むしろ早い段階でグリップをマスターすれば「キレイで正しいフォーム」が自然と身に着くことでしょう。早い段階で正しいフォームで打てればそれだけ上達も速くなります。
そこで今回は基礎に立ち戻って、ゴルフのグリップから再チェック。知っているようで知らないグリップの握り方のコツをレクチャーしちゃいますよ!
基本的なことだけにしっかりとマスターせよ!
アタリマエと言えばそれまでですが、ゴルフクラブは野球のバットやテニスのラケットとは異なり、ボールを捕らえるための芯と呼ばれる部分がグリップする延長線上にはありません。そのためグリップの形もバットやラケットを握るのとは少々異なります。
基本的なことではありますが、クラブを握るのはまずは左手(利き腕と反対の手)から。この時に大切なのは手をダランとさせてからグリップを作ること。こうすることでひじが曲がったまま構えるなどのイージーミスを免れるすべがあります。
左手で構えたら、今度は下に右手が来ます。この時に赤石さんが気を付けていたのが身体の線を意識することです。
「正面から構えると、左手の親指と人差し指のくぼみが右腕の方を指している状態になりますよね? その体勢のまま今後は右手を前にしてグリップを作っていくのですが、今度右手の親指と人差し指のくぼみが左腕にそのまま伸びるようにグリップを作ると、正しく握ることができます」と、赤石さんの的確なアドバイスが入ります。
「また、この時に大事なのが『指先で握る』という感覚をしっかり意識して覚えること。最初に覚えてしまえばあとで苦労することが格段に減りますし、早く上達することでしょう」
ちなみにこのグリップはパター以外、すべて同じグリップとなるだけに、早めに覚えておけばそれだけ苦労することが減りますし、ひいては楽しくゴルフをするには欠かせないルールと言えそうです。
ちなみに「どうしてもうまくグリップできない」という方には「いっそこういうの器具を使ってみるのもひとつの手」として、赤石さんが教えてくれたのが……なんとグリップ矯正専用の器具。お箸や鉛筆の正しい持ち方を学ぶに使う補助具がゴルフの世界にもありました。
グリップのコツはあるがまま&地道な努力
ゴルフの基礎中の基礎とも言えるグリップ。慣れてくるとついついカラーバリエーションが豊富なアイテムでもあるので色を変えたり、自分好みの太さにしたりといろいろと変更しようとしますが…赤石さんによると「市販のもの、購入した当時からついているグリップで問題ないです」という意外な答えが。その理由についてはこう語ってくださいました。
「色を変えたいという理由でクラブに合うカラーリングのグリップを選ぶのとかはいいですが、基本的にグリップを太くする必要がないです。というのも太いと手首のリストを使うのがその分難しくなってしまう。クラブは自然に流れるように動いて欲しいのですが、リストが使えないとそうはできない。あるがままでいいんです」
そしてグリップをマスターするのに欠かせないポイントとして赤石さんがお話してくれたのが「何度もグリップを作り直すこと」でした。
「よくいるんです。一度グリップを作ると、外したくないという理由でいつまでも同じグリップのまま何球も打とうとする人って。グリップを作るのは慣れでもあるので、一度作ったらもう一度作ってみる、これを繰り返していくとちゃんと覚えます。横着せずに練習あるのみ!ですよ!」
■取材協力:
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