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初めてでも安心!ゴルフコンペ幹事のやることリスト~事前準備編~

「来月のコンペ、幹事よろしくね!」――と、こんな感じでゴルフコンペの幹事を任されたことはありませんか? 通常の歓送迎会のように会場となるお店を決めるだけならカンタンですが、ゴルフコンペは幹事が考えないといけないことがたくさんあるため、初めてだと戸惑ってしまうことも。そこで幹事を任された際に事前に押さえておきたいことをまとめてみました。これであなたもゴルフコンペ名幹事間違いなしです!

ポイントを押さえておけばカンペキ!もう幹事は怖くない!?

ゴルファーにとって付き物と言えるのが「コンペ」ことコンペティション。初心者がゴルフ場デビューするのはもちろんですが、気心知れた仲間同士で行うのはもちろん会社や得意先の方とプレーすることもあるなど、その楽しみ方は多種多様。腕に覚えのあるゴルファーなら次のコンペが待ち遠しいという方もいるのではないでしょうか?

楽しくゴルフができるコンペですが…参加者の中で苦労することになるのが幹事。会社の歓送迎会などの飲み会のようにお店を決めればいいだけではなく、ルールから服装、そして景品を用意する必要もあるため、初めて幹事を任された場合は何をしていいのかさえわからない…なんて経験のある人もいるのではないでしょうか?

そこで、ゴルフコンペを任されたときにやるべきことをリスト化して紹介。これさえ覚えておけば、あなたもきっと名幹事になること間違いなしです。

ステップ1:会場&開催日&会費を決めよう

まずは基本中の基本。通常の歓送迎会などと同様にコンペ会場となるゴルフ場、そして開催日や会費を選定しましょう。これだけだと飲み会と同じに思えますが、ポイントとなるのが手配の早さです。

例えば飲み会の場合は1週間もあれば予約できることがほとんどですが、ゴルフ場の場合は土日が埋まりやすいため、最低でも1ヵ月前から手配を始めないと間に合わないし、人気のゴルフ場の場合は3ヶ月以上予約で埋まっているというケースも。それだけにコンペの幹事が決まったら最初に日程とゴルフ場の確保を済ませておきましょう。早めに動けば参加者の希望日程に合わせて予約を取れるのも大きなポイントです。

また、これと同時に行いたいのが会費の設定。コンペでは通常のゴルフ場の使用料であるプレーフィー、そして景品や打ち上げ費などに使われる参加費の2つがありますが、これらを合わせて参加者に必要な会費を早めに告知するといいでしょう。

ステップ2:案内状を用意しよう

ゴルフコンペ幹事の経験者曰く、「簡単そうで意外と面倒」と感じたのがこの案内状の用意。社内で行う歓送迎会のニュアンスが強いコンペならばポスターを制作したり、メールで送ったりすれば済むことですが、これが得意先との接待コンペとなると、書面やハガキで送る必要があります。

また、案内状やメールを送る際のポイントは参加予定メンバーのリストを作成すること。参加希望者に案内状の発送忘れがあると思わぬトラブルになることがあるので、些細なことですが注意しましょう。

ステップ3:景品を用意しよう

コンペで意外なくらいに注目されるのが景品。予算内で買えるものを用意する必要がありますが、ここでのコツは参加者の男女比や年齢層に合わせた景品を用意することです。

例えば、ビギナーの女性ゴルファーが多いコンペの景品であれば、若い女性が好みそうな景品をそろえる必要がありますし、年配の男性が多い場合は洒落たウェアを用意するなど幹事のセンスが問われるところでもあります。

比較的人気が高いのはブランド牛やカニなどの家族全員で楽しめるものや最新のゲーム機や電化製品など、タイムリーな商品を選ぶのもおすすめです。反対にゴルフボールなどのゴルフ関連グッズはそれぞれの好みがあるので、コンペの景品としては避けた方が無難でしょう。

もし景品選びに自信がないという場合は同僚に協力してもらったり、参加者にリサーチしてみたりするのもオススメです。人を喜ばせるのが好きな人やイベント好きな方なら喜んで協力してくれることでしょう。

ステップ4:チームの組み合わせを決めよう

幹事の腕の見せ所となるのがこのチームの組み合わせ。当日の盛り上がりにも大きく影響してくるので、知恵を絞りたいところですが…ポイントとなるのは「参加者のゴルフの腕前」「年齢」そして「日ごろの仲の良さ」です。

悪い例として挙げられるのは年齢層があまりにかけ離れているグループや初心者とセミプロレベルの腕を持つ上級者が混ざったグループ。そして普段から犬猿の仲という人たちを同じグループにしてしまうと盛り上がりに欠けることでしょう。日ごろから参加者のことをよく知っておくことも重要なポイントとなります。 また、ちょっとの工夫となるのが最終で回るグループには女性を入れないこと。というのも女性はコンペ後の身支度に時間がかかるため、最悪の場合、打ち上げに間に合わないということも。そうしたアクシデントを防ぐために最終のグループには女性は混ぜないで置いた方がベターと言えるでしょう。

ステップ5:ルールを決めよう

ここも幹事のセンスが問われる大きなポイント。コンペでは主にオネストジョン方式、ダブルぺリア方式、ぺリア方式の3つのルールのどれかが取り入れられることが多いですが…このルールの違いをご存じでしょうか?

最もゲーム性が高く、ビギナー受けしやすいのがオネストジョン方式。自分の予想スコアをプレー前に想定して、予想スコアにどれだけ近づけることが出来るかが勝負のポイントで、予想よりもいいスコアが出てもペナルティが出るというところに特徴があります。

最近では「新ぺリア方式」とも呼ばれるダブルぺリア方式は全18ホールのうち、12ホールが隠しホールになります。隠しホールはアウト・インが各6ホールずつ、パーの合計が48になるように設定され、ハンデは隠しホール分の12のスコア合計を1.5倍にして、そこから18ホールのパーを引いて、0.8倍にして算出されます。

プレーが終わった後、12ホールのスコア合計で1.5倍にして計算しますので、そこでうまくラウンドできていればかなりのハンデが獲得でき、結果としてスコアも伸びるようになります。

全18ホールのうち、12ホールが隠しホールとなるのがぺリア方式。隠しホールの内訳はアウトとインが各3ホールずつ、パーの合計が24になる隠しホールが6ホールあります。

このルールは隠しホール6つ分のスコア合計を3倍にして、18ホールのパーを引いた上に×0.8倍にした数をハンデとして算出するというやや複雑なもの。それだけにコンペでは上級者向けのルールとなっています。

あまりに複雑なルールにしてしまうとビギナーが多いコンペでは盛り上がりに欠けますし、一方で玄人ばかりのコンペでイージーなルール設定にしてしまうと物足りなくなってしまうためその塩梅が重要になります。

また、コンペによってはローカルルールを取り入れるのも1つの手段。コンペ当日に混乱しないようあらかじめスムーズに進行できるように心がけるのが肝心です。

コンペの成功に一番大切なことは…?

いかがでしたか? 事前の準備にやることが多すぎて面倒に感じるゴルフコンペですが、実はよく見ると参加者たちのレベルによってその難易度は大きく変わります。

最後にゴルフコンペの幹事として最も大切なのが「参加者全員に楽しんでもらう」というおもてなしの気持ちを持つこと。何かと面倒な幹事業務をしっかりとこなしてくれた幹事に対しむしろ感謝されることが多いことでしょう。ゴルフが紳士のスポーツと呼ばれる所以がそこにあると言えます。

もし幹事を任されたときには、参考にしてみてください。