Powered by カーセブン

ゴルファーの腕がガラッと変わる!? アイアン徹底ガイド

ゴルファーにとって腕の見せ所ともいうべきアイアン。グリーンを確実に捕らえるためのテクニックが要求されるクラブなだけに、最も練習時間を割くクラブであり、ゴルファーとしての腕が問われるクラブです。1つのモデルの中にも形状やロフト角などで種類が異なるため、どれを選べばいいか悩ましいですが……ここではあなたにピッタリ

アイアンってどんなクラブ?

ゴルファーにとって、切っても切り離せないのがクラブ。ゴルフバッグの中を見ると、最初にパワフルにボールを飛ばしてくれるドライバーがあり、グリーンに乗ったら、最後の締めくくりとして転がしながらホールを狙うパターに最後を託します。方やボールを遠くへ飛ばすためのクラブで絵になるし、パターはパターで勝敗が掛かる局面を左右するショットになるため、大会などでは大いに注目されることでしょう。

しかし、ゴルファーにとって腕の見せ所となるのは、ドライバーとパターの間である局面。ここで登場するのが、アイアンと呼ばれるクラブ。男子で100~200ヤード、女子でも55~160ヤードの範囲しか飛ばないクラブですが、フェアウェイからラフ、バンカーなどあらゆる局面で活躍するだけにスコアアップにはもちろん、ゴルファーのスキルがモロに出るクラブと言えるでしょう。

それだけにアイアンをしっかりマスターすればスコアアップはもちろん、ゴルファーとしてのスキルも大幅に上達すること間違いなし。そこでキッチリと覚えておきましょう。

アイアンの種類は3種類!

ひとくちにアイアンと言っても、ロング、ミドル、ショートの3種類にウェッジを含めた4種類に分けられるのが基本。1番~9番アイアンと近年流行のピッチングウェッジなど、アプローチウェッジ、デュアルウェッジ、ロブウェッジの計14本に分けられます。

この14本をうまく組み合わせてクラブセッティングをしていきますが、最近はアイアンをフルにそろえるのではなく、ピッチングウェッジなどと混ぜて使うのが主流。むしろアイアンで気を配るのはヘッドの形状で、特にビギナーゴルファーはしっかりとマスターしておくとこの後のゴルフライフに大きな影響を与えるはず。それではさっそくみてみましょう。

○マッスルバックアイアン

1枚の分厚い鉄を削りだしてヘッドの形状を作っていくタイプのアイアンでシャープな形状をしているのが特徴。ヘッドが小さいので操作性が高いというのが最大のメリットで、芯を捕らえれば狙った球筋と飛距離が出せるのですが、いかんせんヘッドが小さいのでミスが出やすく、どちらかと言えば中級者以上の腕前のゴルファー向けのアイアンと言えるでしょう。

○キャビティアイアン

ヘッドの後ろ側がへこんでいる形状が特徴のアイアン。へこんでいる分、重心が低くなるためショットが安定しやすく、初心者でもボールがコントロールしやすいというのが最大の強みとなっています。最近ではプロゴルファーでもマッスルバックよりもこちらを選ぶゴルファーが増えているというように最近のトレンドにもバッチリハマってきています。

○中空アイアン

キャビティアイアンの派生バージョンで、ヘッドの内部が空洞になっているのがこの中空アイアン。キャビティと同じくヘッドがブレにくく、重心が深くなるのでミスが出にくい設定になっているのが大きな特徴となっています。弾道が低めにはなるものの、キャビティと同じようにボールが上げやすいのでビギナー向きと言えるでしょう。ちなみにヘッド部分に凹凸がないのが中空アイアンの特徴でもあるので、メンテナンスがしやすいという利点もあります。

アイアンはどんなモデルを選ぶのがベター?

先述した通り、ヘッドの形状を考えればキャビティや中空アイアンを選ぶのがビギナーとしてはベターな立ち回り。特にゴルフを始めたばかりという方はアイアンを揃える際、知り合いからのおさがりだったりするため、自分に合っていないアイアンを使っているというケースもままあるので、早急に買い替えるのをオススメします。

そして、アイアン選びでもうひとつ注意したいのがソールの幅。クラブと地面が接地する部分だけに打ちやすさを決める重要なポイントとなるところですが……ここが広ければ広い方が打ちやすくダフリにくくなるという利点があります。

ビギナーはアイアン選びの際に気を付けてみてみるといいでしょう。ちなみにソールが広い基準はクラブを構えて上から見た時にソールがはみ出して見えるかどうか。ここではみだして見えるようなら、広いソールのアイアンということになります。