しぶこの強さはここにアリ!? クラブセッティングをチェック!
今や女子ゴルフ界ナンバーワンの人気を誇る渋野日向子。女子ゴルフ世界ランキングでも名だたるゴルファーを相手にして12位という好位置に付けるなど、その実力はもはや折り紙付き。そんなしぶこのクラブセッティングをチェックしてみました。
アマチュアゴルファー注目!? しぶこのクラブセッティングとは?
今や女子ゴルフ界のスーパースターとも言える渋野日向子。「スマイリングシンデレラ」と称されるように笑顔溢れる様子はもちろんながら、ゴルフの腕前も超一流。積極的なプレースタイルを軸にした彼女のプレーは今やゴルフファンなら誰もが注目するものとなりました。
そんなしぶこの魅力を引き立てているのがクラブセッティング。もともと渋野日向子は手首を極力使わないスイングが特徴的で、まるで男子プロのようなスイングと評されるほどでした。それだけにアマチュアゴルファーの皆さんも参考になる点は多いはず。ということでそんな渋野日向子のクラブセッティングを見てみましょう。
全英を制したしぶこの黄金のセッティングとは?
渋野日向子と言えば、PINGとクラブ契約を結んだことでもおなじみ。そのため使用するギアはすべてPINGのものです。実際に2019年の全英オープンを制した際のクラブセッティングを見てみましょう。
○ドライバー
PING G410 プラス ドライバー(10.5度)
フジクラ コンポジット 569 スピーダーエボリューション6(44.75インチ、硬さSR)
渋野日向子の活躍前から「ブレずに飛ばせる」と評判だったPINGのGシリーズ。もともとポテンシャルの高いクラブなので、渋野日向子はロフト角をマイナス1度にした以外はすべてフラットな状態に。ここに“しぶこアレンジ”を加えたのがフジクラのシャフトでした。
基本的にフジクラのシャフトは癖がない万能型で、使いやすいものですが、渋野日向子はシャフトの長さを44.75インチと一般的な女子プロと比べるとやや短めのセッティング。ゆったりしたスイングをする選手が多い女子プロの場合、シャフトをやや長めにするのが一般的ですが、渋野日向子の場合はスイングスピードが速いため、これくらいの方が持ち味を発揮できるようです。
○FW&UT
PING G410 LST フェアウェイウッド(3番14.5度)
PING G410 フェアウェイウッド(5番17.5度)
PING G410 ハイブリッド(3番19度、4番22度)
全英オープンの際、優勝の立役者と称されたのがフェアウェイウッド。球が上がりやすくなる上、グリーンにもしっかりと停まることからかなり使いやすいと評判。基本的には飛ばしていくゴルファーが好むセッティングなので、渋野日向子がいかに長いボールでもピンを狙っているかが伺えます。
○アイアン
i210 アイアン(5番~PW)
○ウェッジ
PING グライド フォージド ウェッジ(52度、56度)
渋野日向子のプレーのウリとなっているのがパーオン率の高さ。全英オープン当時もパーオン率は83.3%とかなりハイアベレージだったのですが、それを支えたのは「打感がいい」と評判のアイアンと少ないバウンスでスピンが効くグライドフォージドウェッジを選んだのが勝因と言えます。
ちなみにウェッジを2本にしたのは52度と56度で確実に狙える距離があるとにらんだからでしょう。ショートゲームで確実にボールをコントロールできたことで確実なゲームメイクができました。
○パター
SIGMA2 アンサー パター
しぶこの武器となったパッティングを変えたのがSIGMA2のアンサーパターと呼ばれるもの。やわらかい打感が好みという渋野日向子のフィーリングに見事にマッチして、常に案手したパッティングができるようになりました。
アマチュアゴルファーも参考にできる!?
いかがでしたか? 一見するとしなやかなスイングを武器とする女子プロゴルファーのクラブセッティングとは思えない武骨なセッティングが特徴的だった渋野日向子のクラブセッティング。どちらかと言えば男性向けなセッティングだっただけに普段からゴルフをたしなむゴルファーの方たちにとっては参考になるところも多かったことでしょう。
自身のスコアアップのためにも、渋野日向子のクラブセッティングを参考にしてみてはいかがですか?