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今さら聞けない!? ゴルフ保険のあれこれ

ゴルファーなら誰もが知っているゴルフ(ゴルファー)保険。安全にプレーするのはもちろんですが、保険に加入しておくと他にもあらゆる場面で助けてくれるというメリットがあります。多くのゴルファーが加入しているということもあり、ほぼ常識となっているため…今さら聞けないということも多いでしょう。そこで今回はゴルフ保険について説明します。

そもそもゴルフ保険とは?

ゴルフ保険とはその名の通り、ゴルフをプレー中のあらゆる出来事についての保険。各保険会社で用意されていますが、通常の保険とは異なり、ゴルフにまつわることのみに限定されるため、年間の保険料は安いもので3000円前後から用意されているためかなりリーズナブル。それだけに加入しているという方も多く、よくゴルフ場に行く中級者以上のゴルファーならほぼ加入していると言ってもいいでしょう。

野球やサッカーとは違い、基本的に走りまわることがないゴルフはほかのスポーツと比べるとケガする危険性がないように思えます。それだけに加入する必要があるのか?と疑問に思う人もいると思いますが…ゴルフはボールを遠くに飛ばすため、自分がケガをするというよりも、人にケガをさせてしまう危険性があるスポーツと言えます。

例えばゴルフ場でのラウンド中、自分が打った球に他のパーティでプレーしている人に当たってしまったら、当然治療費は打った人の責任に。ゴルフボールの重さは野球の硬球と比べて3分の1程度ですが硬球よりも小さいため、当たった時の硬球以上。それだけに当たると大きく腫れあがってしまい、足に当たってしまうと歩くのも困難になりますし、仮に頭に当たってしまったら…最悪の場合、命の危険も出てきます。

そうしたときにゴルフ保険に入っていると、安心してプレーに専念することができるでしょう。

保険に入ればこんな補償も

自分がケガをした/ケガをさせてしまったという時に有効なゴルフ保険ですが、ゴルフに関することならカバーしてくれることがほとんど。各保険会社のゴルフ保険の内容によっても異なりますが、主にこれらのことも補償してくれます。

・自身がケガをした際の補償

ゴルフのプレー中に自分のプレーが原因で自身がケガをするというのはあまりないように思えますが、コース内のくぼみに脚を取られて転倒した、打ったボールが木に跳ね返ってそのはずみで自らに直撃するなど、意外にもゴルフはプレー中に思わぬケガをすることがあります。

ゴルフボールの硬さを考えると当たり所によっては骨折、入院などの事態が起こる可能性があり、そうなると、日々の生活にも響いてきます。そうした際の損失を保険に入っていれば補償してくれます。

また、ラウンド中だけでなく、「プレー終了後にお風呂へ入った際にタイルで滑って転んでケガをした」という場合にも保証してくれるケースがあるので、各保険会社の詳細をよく読んでみるといいでしょう。

・他人への賠償責任の補償

打ったボールが他の人に当たる危険性は先ほど述べましたが、それ以外にもティーグラウンドでの素振り中にパートナーやキャディさんに当たってしまいケガをさせてしまった時などにも補償されることがあります。また、保険の内容によっては自宅やゴルフ練習場での練習中にも当てはまることも。

例えば、自宅の庭で練習をしていた際に打ったボールが誤って隣の家の窓ガラスを割ってしまったとき。当然ながら窓ガラス代の弁償が必要になりますが、こうしたまさかの事故の時にも対応してくれるので、入っておいた方がいいと言えます。

・ゴルフ用品・携行品の補償

ゴルフ用品と言えば、数万円から数十万円するものがほとんど。それだけにゴルフ場や練習場で盗難被害に遭うケースも少なからずあります。大事なクラブが盗難されたときの悲しさは想像するだけでも辛いですが、万が一そうした被害に遭った際にも保険に入って入れば損害分が保証されます。

ちなみに盗難被害だけでなく、ゴルフクラブが折れてしまった際など用品を壊してしまったときも補償は有効。補償額は保険会社によって異なりますが、総額30万円前後を補償する保険会社がほとんどです。

このほか、保険会社によっては海外のゴルフ場でプレーした際に国内と同等の補償をしてくれるところもあります。自分のプレースタイルに合わせて保険内容を検討して見るといいでしょう。

ホールインワン達成時は入っておかないとタイヘンに!?

そしてゴルフ保険の大きな特徴となるのが、「ホールインワン・アルバトロス補償」。これはホールインワンやアルバトロスを達成したゴルファーを助けるものになります。

すべてのゴルファーの憧れとも言えるホールインワンやアルバトロスは達成した際、「その喜びや幸運をみんなで分かち合おう」ということで、祝賀会や記念コンペが行われるのが通例。そしてその費用はすべて、達成したゴルファーが全額負担するのがマナーとなっています。

単に祝賀会だけなら何とかなりそうですが、記念コンペ大会の開催や記念品やご祝儀を一緒に回ったプレーヤーやキャディさんに渡すとなればその額は数十万円から100万円前後の費用になることもしばしば。こうなると、ゴルファーの憧れであるホールインワンやアルバトロスはその後のことを考えると憂鬱になってしまいます。

そんな急な出費のときに助けてくれるのがこのゴルフ保険。ほとんどのゴルフ保険ではこうした費用を補償してくれます。これなら、ゴルファー憧れの一打を目指しても安心です。

ちなみにホールインワン達成時の記念品として多いのはゴルフボールやクリップマーカーなどのゴルフ用品からタオルやグラスなどの日用品まで様々。仮に達成した際には補償額をもとに予算を組んでみるといいでしょう。

ゴルフ保険に加入して安全・安心なプレーを!

いかがでしたか?
ゴルフのプレー中には意外にもケガをすることもあれば、突然の出費があるケースなど、何が起こるかわからないということも。備えあれば患いなしということで、万が一の事態に備えて保険に加入することをオススメします。

また、保険会社によっては1日限定のゴルフ保険を用意している会社もあるので、自分のスタイルに合わせて選ぶと、よりリーズナブルに利用できます。それだけにプレー前にはぜひ調べてみるといいでしょう。