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シートアレンジで大違い!? 荷室にキャディバッグがいくつ詰めるか調べてみた【後編】

ゴルフの時の頼れる相棒と言えば、クルマ。ゴルフ場に行くにも打ちっぱなしに行くにも欠かせないパートナーですが、キャディバッグなどの大きな荷物をどれくらい積めるかが気になるところですが…そんな疑問に応えるべく、山吹さんと一緒に調べてみました。

ゴルファーを悩ます相棒問題に鋭く切り込む!?

クルマを買うときにポイントのひとつとなるのが荷室の積載性。特にゴルファーにとってクルマは頼れる相棒とも言うべき存在なので、ある程度積載性がないとゴルフに行くときに困ってしまいます。

とはいえ、クルマを買うときに販売店へわざわざキャディバッグを持っていくというのは面倒な上にちょっと恥ずかしい……そんなゴルファーたちの思いに応えるべく、7’sGOLF内の人気企画「運〇〇痴系女子、山吹香織!」内で現在奮闘中のモデル、山吹香織さんとともに実際に調べてみる体当たり系の企画、今回は後編です。

前編はこちらでチェック!
「運〇〇痴系女子、山吹香織!」のはこちらでチェック!

前編同様、取材にご協力いただいたのはカーセブン平塚店。ユーザーから直接買い取っているので、車歴が明確なのも大きなポイントです
今回も企画に協力してくれたのは 7’sGOLF ではもはやおなじみのモデル・山吹香織さん。ちなみに好きなクルマのタイプはSUVだとか

CASE1:輸入車コンパクトカーの場合

「駆け抜ける喜び」のキャッチコピーでおなじみのBMW。そのキャッチコピー通り、運転するのが楽しくなるようなクルマが多く、ゴルフ場でも見かけることが多いメーカーですが、肝心の積載性はどうか……今回はBMWの中でも比較的コンパクトなサイズの1シリーズ(2代目)で試してみました。

コンパクトカーながら本格的な走りが楽しめることで人気の1シリーズ。どこか高級感ある雰囲気に山吹さんも思わずテンションup!
1シリーズのリアゲートを開いてみると……荷室はまずまず。カタログスペックによると360L分の荷物が入るそうです

コンパクトカーにしては大きめのラゲッジルームを備えているのでそのままの状態でも横積みならイケるのでは?と思ったのですが……。

「あっ、何かが当たってます!」と慌てる様子の山吹さん。スタイリッシュな形状のリアのデザインがアダになったようです

ホイールハウス後方にくぼみがあるので、一見大丈夫そうに見えたのですが、車幅がそこまでないのでキャディバッグを横積みするのはやはり厳しい様子。さらにテールランプのデザインがややいびつなのでトランクの開口部もイメージしているよりも大きく開かないのも難点と言えます。

リアシートを倒すと、荷室は一気に1200Lまで拡大!

やはりここでもシートアレンジが必要に。リアシートをすべて倒すと奥行きが一気に広がります。これならキャディバッグはラクラクと縦に入ります。サンプルのキャディバッグはクラブが1本しか入っていませんが、これならクラブがパンパンに入っているキャディバッグでもOK。重ねておいても大丈夫なら3つは積載できるでしょう。

これだけ広ければキャディバッグもラクラク積載できちゃいます

▼BMW 1シリーズ

  • 積めるキャディバッグの数:2~3つ
  • キャディバッグを入れて一緒に乗れる人数:2~3人

CASE2:SUVの場合

続いては最近、人気急上昇中のSUV。ややワイルドな印象のデザインとパワフルな走りが人気を博し、中でも女性人気が高いことでもおなじみ。「カレに乗って欲しいクルマ」としてもSUVのクルマはよく挙がるだけに、令和版のデートカーと言っても過言ではないでしょう。今回はその中でもホンダ ヴェゼル(現行型)で実験です。

何を隠そう山吹さんもSUVのクルマが大好き。なので撮影時もノリノリでポーズをとってくれました♪

パワフルな走りが持ち味のSUVの中でヴェゼルはいわゆる「シティ派」。そのためSUVの中ではパワフルというよりも街乗りに向いているモデルではありますが、さすがはSUV。通常時でもラゲッジルームの容量は393Lもあり、積載性の高さはバッチリです。

積載容量が393Lもあるため、通常時でもご覧の通りの広さ。これならキャディバッグも楽勝!?

これまでのクルマとは違い、明らかにラゲッジルームが広いので、これならキャディバッグも大丈夫だろうということで置いてみた結果、余裕ですっぽりと収まりました。

室内幅が1485㎜もありますが、後輪のホイールハウスがあるため、真横に置くのは難しく、斜めに置くのがベター

これならキャディバッグを重ねて2~3個は楽に入りそうですが、あまり積みすぎると今度は後方の視界が見えづらくなるので、ドライバーのことを考えると、この形で積むのは3つが限度の様子でした。

この時点でまだシートアレンジを加える前。これでシートアレンジしてラゲッジスペースを広げたらどうなるのでしょうか……!?

シートアレンジを施し、ラゲッジスペースを最大に。「一気に広がりましたね♪」と思わず山吹さんも乗ってみましたが……広々としたスペースにテンションが上がり、思わずこのポーズ!

大人の女性が寝っ転がっても余裕なくらいの広さを誇るので当然、キャディバッグも楽勝で積み込めます。撮影用に用意したキャディバッグは1つだけでしたが、ヴェゼルのラゲッジスペースを見ると、もっと積み込めるようにキャディバッグをたくさん用意したほうが良かったかもと思わせるほどでした。

キャディバッグを載せてみましたが……ご覧の通り、1つでは物足りないくらいの広さに。これなら4~5個はラクラク積めそうです

シートをすべて倒せば、キャディバッグが余裕で5つは入るくらいのスペースを誇りますが、その代わりにクルマに乗れるのは運転席と助手席の2人だけになってしまいます。なので実際は3人乗って、キャディバッグを3つ積むのがベターな使い方と言えるでしょう。

▼ホンダ ヴェゼル

  • 積めるキャディバッグの数:4~5つ
  • キャディバッグを入れて一緒に乗れる人数:4~5人

CASE3:軽ハイトワゴンの場合

最後に紹介するのは軽自動車。サイズがサイズだけにそんなに詰めなさそうに見えますが……最近の軽自動車は乗り心地だけではなく積載性も大幅アップしていると評判。その中でも今回はスズキ スペーシアカスタム(現行型)で調べてみました。

グリル部の押し出し感が強めなデザインになっているのがスペーシアカスタムの特徴。パパが乗ってもサマになります!

全高が高い、ハイトワゴン型の軽自動車なのである程度の積載性はあるのですが、いかんせん何かと制限のある軽自動車。普通車と比べるとどうしてもコンパクトになるので、物理的に厳しいかと思われたのですが……。

「あっ、スゴイスゴイ! 入りましたよ!」――興奮気味な山吹さんを見ると、なんと……キャディバッグが余裕で入っちゃいました。

現行型のスペーシアカスタムは先代モデルよりも室内空間を拡張されましたが、カタログスペックによると室内長×室内幅×室内高は2155×1345×1410mmという広さ。小学校低学年くらいの子供なクルマの中で立ったまま着替えられるくらいの高さを誇りますが、これならキャディバッグが縦置きできるのも納得です。

「縦に置いてもクラブが当たらない! これスゴイですね!!」(山吹)
縦にキャディバッグを立てておいてみた様子。この感じならあと2つは積める?

シートアレンジをしなくとも、縦に積めるほどの広さを誇るスペーシアカスタムですが、後方の視界がだいぶ遮られてしまうのがネック。これだと心配という方はシートを倒して横に積むのがオススメ。ただでさえ室内は広いので、シートを倒せばラゲッジスペースはより広がります。

シートを倒すとラゲッジスペースがより広々と
縦置き以外でもキャディバッグが余裕で積み込み可能。シートを片方だけ倒した場合でも3つは積めそうです

クルマのサイズがサイズだけにそこまで積めないだろうと予想していたスペーシアカスタムでしたが、実際に検証して見るとミニバンも顔負けなくらいの高い積載性を見せてくれました。コンパクトサイズのクルマで取り回しもしやすいので、普段はママの買い物にもピッタリなモデル。子供が小さくて、ママと共用するのなら、ゴルフの相棒にスペーシアカスタムと言うのも悪くない選択です。

▼スズキ スペーシアカスタム

  • 積めるキャディバッグの数:3~4つ
  • キャディバッグを入れて一緒に乗れる人数:3~4人

ゴルファーの愛車選びの参考に♪

いかがでしたか? シートアレンジで多少幅出るのはもちろんですが、縦に長く奥行きもあるキャディバッグを積むのにはクルマの全体的なサイズだけでなく、室内の広さ、特に室内高をチェックするのがポイントになりそうです。

ゴルフへ行くのに頼れる相棒が欲しい時、ぜひ参考にしてみてくださいね!

▼取材協力:カーセブン平塚店