【ギャラリー必見!】2022年女子ゴルフツアー見どころをチェック!
沖縄で開催されるダイキンオーキッドレディスを皮切りに今年も女子ゴルフツアーが開幕。今年も毎週のように激戦が繰り広げられますが、そんな彼女たちの戦いの見どころをいち早くチェック!これを読んでおけば今年の女子ゴルフツアー観戦がグッと楽しくなりますよ♪
見どころ1:黄金世代も危うし!? 世代交代はまだまだ進むか
“しぶ子”こと、渋野日向子が全英女子オープンを制して早3年。女子ゴルフ界を席巻してきたのが彼女をはじめとした1998年4月~1999年3月に生まれた選手たち、いわゆる黄金世代の選手たちでした。
渋野日向子だけでなく、東京五輪にも出場し、実力ナンバーワンの呼び声も高い畑岡奈紗にジャンボ尾崎の弟子としてデビューし、その美貌とともに注目を集めてきた原英莉花、そしてバラエティ番組でそのキャラクターがフィーチャーされた勝みなみに河本結、そして小祝さくらなど個性あふれる選手たちが勢ぞろいで、近年の女子ゴルフ界は彼女たちが話題を独占することがほとんどでした。
しかし、今年は彼女たちにも強力なライバルが出現。その筆頭格となっているのが彼女たちより2つ下の世代であるプラチナ世代の選手たちです。
2000年4月~2001年3月生まれのこの世代のゴルファーで代表格に挙がるのが、昨年、稲見萌寧と最後まで賞金女王の座を争った古江彩佳ですが、彼女は今シーズンよりアメリカツアーに参戦。それでもタレントが豊富なのがこの世代のすごいところ。
ツアー4勝を誇る西村優菜に吉田優利などが中心となり、賞金女王の座を虎視眈々と狙っています。さらにその下の世代には原英莉花の後輩にあたる西郷真央がいるなど、2022年で年女となる黄金世代のゴルファーたちもうかうかしていられないほどの選手が目白押しです。
見どころ2:賞金女王・稲見萌寧のライバルは……?
黄金世代、プラチナ世代の間……いわゆるスキマ世代と呼ばれるのが稲見萌寧。ですが、2020-21年シーズンで堂々の9勝を挙げて賞金女王に輝き、東京五輪でも銀メダルを獲得するなど現在の女子ゴルフ界を引っ張る立場になった彼女。今年も当然、賞金女王の連覇を狙っています。
渋野日向子、古江彩佳が不在となる中だけに、連覇が濃厚とも思える一方、勢いに乗ればだれでもチャンスがあるのが女子ゴルフの世界。しかも稲見萌寧自身、昨季終盤の故障の影響が懸念されるなど、決して万全とは言えないコンディションだけに新女王の誕生も十分考えられます。
ストップ・ザ・稲見の筆頭格としてプッシュしたいのが小祝さくら。「さくらワールド」と称されるなど、プレーから離れると独特の天然キャラで数多くのエピソードを残している彼女ですが、ゴルフの実力はホンモノ。昨季はツアー5勝を挙げ賞金女王争いに最後まで食い込んでいました。あのキャラクターを見るとちょっと意外に感じますが(!?)プレースタイルは意外と波がないオールラウンダータイプの選手なので、シーズンを通じて安定した成績を残せそうという点で、順調にいけば賞金女王争いの上位は堅そうです。
見どころ3:賞金よりも重要!? 新指標「メルセデス・ランキング」とは?
さて、長らくゴルフ界の絶対的な指標となっていたのが獲得賞金。選手たちがシーズンでいくら稼いだかが実力を見極めるものでシード権の付与などに関わっていましたが、今年からは新たに「メルセデス・ランキング」という新指標をシード権の付与の基準とすることになりました。
「選手のモチベーションアップ」や「トーナメントの活性化」を目的としたこのシステムの大まかな仕組みは3日間大会で優勝200pt、2位120pt、3位90ptをベースに順位に応じたポイントを予選通過選手に与えられます。4日間大会ならその1.5倍(優勝300pt)、公式戦は2倍(同400pt)、海外メジャーは4倍(同800pt)のポイントを与えることで選手たちの実力差を反映できるようになりました。
通常の賞金額を競う際、「一発逆転」のような要素がありましたが、シーズンを通じてのポイント制に変わったことで毎回上位に食い込む安定感のある選手が有利になることが予想されます。それだけにオールラウンダータイプの小祝さくらや西村優菜、そして昨シーズン優勝ゼロも2位7回という安定感を誇った西郷真央らに追い風が吹きそうです。