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シートアレンジで大違い!? 荷室にキャディバッグがいくつ詰めるか調べてみた【前編】

ゴルフの時の頼れる相棒と言えば、クルマ。ゴルフ場に行くにも打ちっぱなしに行くにも欠かせないパートナーですが、キャディバッグなどの大きな荷物をどれくらい積めるかが気になるところですが…そんな疑問に応えるべく、山吹さんと一緒に調べてみました。

愛車にキャディバッグってどれくらい詰めるか、知っていますか?

ゴルフ場に行くにも、打ちっぱなしで練習するにも欠かせないのがクルマ。特にゴルフ場は駅から離れているケースがほとんどなので、重いキャディバッグを担いで電車やバスでの移動となるとプレー前から疲れてしまうことも。それだけにゴルフにとってクルマは頼れる相棒と言っていいでしょう。

それだけゴルフとクルマは切っても切り離せない存在ですが……あなたは自身の愛車にキャディバッグがどれくらい詰めるかって知っていますか? 後ろ席に入れるには大きすぎて後方の視界が悪くなるため、荷室スペースにしっかりと積んでおきたいところですが、クルマを購入する時にじっくり荷室を見て何がどれくらい入るかまではそこまで想像できなかったりしますよね。

そこで今回はモデルとしても活躍中の山吹香織さんと一緒に様々なボディタイプのクルマを用いてキャディバッグが実際にどれくらい詰めるかを検証してみました。


今回お世話になったのはカーセブン平塚店。軽自動車からビッグサイズのミニバンまで常時50台以上のクルマが販売されています
使用するキャディバッグと山吹さんの身長差をチェック。山吹さんが164センチのなか、キャディバッグはクラブを入れても130センチ台でした

CASE1:コンパクトカーの場合

最初に検証したのは街乗りでも便利なコンパクトカー。今回はその代表車種とも言える日産 ノート(2代目)。日本の自動車メーカーでは初めて女性が開発責任者となって作られたクルマなので、毎日の買い物はじめ、シティユースにはピッタリなクルマですが……ゴルフには向いているのでしょうか?

女性でも運転しやすく人気のノート。5人まではラクラク乗れるので、ファミリーカーとしても需要があります
リアゲートを開けるとこんな感じ。ちなみに公式HPの説明を見ると、ベビーカーを横にして積載可能とのことです

ベビーカーのサイズを考えたら、キャディバッグも大丈夫そうな気がしたのですが……「あっ……!」と、ここでアクシデントが。

キャディバッグを縦にして積もうとしたものの、クラブが引っかかった様子。「どうしよう……」と山吹さんも困り顔に

実はノートの室内行は1255㎜とやや低め。そのためキャディバッグだけなら縦置きできるのですが、クラブを入れてとなると引っかかってしまう様子。カタログスペックを見ると室内の幅は1390㎜なのでギリギリOKっぽいですが、ラゲッジルームにはちょうど後輪のホイールハウスがある分、狭まっているので横置きもできませんでした。

ノートの2列目シートを倒し、ラゲージスペースを拡大させるとこんな感じに。これならイケるか!?

ノートでゴルフバッグを積む場合は2列目シートを倒して、ラゲージスペースとして活用するのがマスト。ちょうど川の字で寝そべる感じにして置けば、キャディバッグは3つほど積み込み可能になります。ちなみに片方のシートだけを倒した場合はキャディバッグを重ねておけば3つ積み込めるので、ドライバー含め3人までの移動はOKです。

「これだけ広ければ楽勝ですね♪」と山吹さんも笑顔に

▼日産 ノート

  • 積めるキャディバッグの数:3つ程度
  • キャディバッグを入れて一緒に乗れる人数:2~3人

CASE2:セダンの場合

続いてはセダンタイプのクルマ。高級車が多いカテゴリーでゴルフ場でも見かけることが多いですが、その中でも今回はレクサス IS(2代目)で検証してみました。

「高級感ありますね!」と思わず山吹さんもテンションの上がったレクサス IS250。デザインに流鏑馬のイメージを取り入れたことでシャープな印象に
トランクルームを開くとこんな感じに。セダンのクルマとして考えると大きい方ですが……

セダンとしては大きいトランクルームのあるISですが、形がややいびつ。しかもセダン車は車内とトランクルームがくっきり分かれているため、ノートのようにシートアレンジで荷室を広げるということができません。そのため、キャディバッグを入れるとなると厳しいかと思われましたが……さすがはゴルフ御用達モデル。横積みでぴったりとハマり、1つ積載することができました。

「あっ、こうすれば入りますよ!」と、何かを見つけた山吹さん。くぼんだ部分をうまく利用するのがコツのようです
実際に積載した様子がこちら。キャディバッグを重ねても大丈夫ならもう1つはイケそうな雰囲気でした

思えばセダンでゴルフ場へやってくるゴルファーは大人数を載せてではなく、1人で颯爽とやってくる方が大半。団体で移動するよりも、ひとりで身軽に動きたいという方にはちょうどいいかもしれません。

▼レクサス IS

  • 積めるキャディバッグの数:1~2つ
  • キャディバッグを入れて一緒に乗れる人数:1~2人

CASE3:5ナンバーサイズミニバンの場合

仲間とのゴルフで、大人数でワイワイ移動するとなると、ミニバンの出番。とはいえ、アルファードやエルグランドのようなキングサイズミニバンだと日常使いで持て余しちゃうという人にピッタリなのが5ナンバーサイズのミニバン。中でも今回はファミリー人気の高い日産 セレナ(4代目)でチャレンジしてみました。

ファミリーカーの代名詞ともいうべきセレナ。車体が大きい割に目線が高いため、意外と運転がしやすいのもママに愛される要因に

これまでの2台とは違い、かなりのビッグサイズを誇るクルマだけに当然、積載量も高いはず。「たくさん積めそうですね♪」と山吹さんも期待していたのですが、リアゲートを開けてみると……

「あれ? 意外とスペースがない!! なんで~?」(山吹)
それでも横置きでなんとか1つは入りましたが……クルマのサイズからしたら物足りない?

セレナはシートが3列あるため、ラゲージスペースは意外と手狭。カタログを見ると室内高は1380㎜もあるので縦に詰めるのですが、リアゲートにギリギリながら触れてしまうので、横置きに変更。ただ、これでもホイールハウスにひっかかるため、1つ積むのが精一杯というまさかの結果に。これは期待ハズレかと思ったら……しっかりと裏ワザがありました。

セレナに限らず、ミニバンで3列目にも人が乗るというのは実は結構なレアケース。そのためミニバンオーナーは普段、3列目をたたんで荷室を広げるケースが多いのだとか。そのため、ここでも3列目をたたんで再チャレンジです。

セレナの3列目シートのたたみ方は横に跳ね上げるため少々個性的。ややアクロバティックに映るシートアレンジに山岸さんもビックリ
シートアレンジ完了。これだけ広がればキャディバッグどころか山岸さんもゆったり座れちゃう!?
実際にキャディバッグを積むとこんな感じに。縦置きで入れるとあと3~4個は楽に入りそうでした

シートアレンジ後にキャディバッグを詰めなおしてみると……さっきまでがウソみたいにスイスイとキャディバッグが入っていきます。これなら4~5人が乗車しても人数分のキャディバッグを入れるのもOK。ゴルフ場だけでなく、移動中もワイワイ楽しみたい人はミニバン一択でしょう。

▼日産 セレナ

  • 積めるキャディバッグの数:4~5つ
  • キャディバッグを入れて一緒に乗れる人数:4~5人

愛車選びの参考に♪

……と、ここで前編が終了。クルマによってキャディバッグが入る数に開きがあるだけでなく、シートアレンジ次第でいくらでもスペースを変えられるというのが面白いですね。

後編ではさらに3車種を検証していきますので、愛車選びの参考にぜひチェックしてみてください。

▼取材協力:カーセブン平塚店